フィルムカメラ・基礎の基礎 「フィルムの装填」編
フィルムカメラ、触った事無いけど、使ってみたい! という方の為に、基本の取り扱い方をご説明します。
まず、ご紹介するのはフィルムセットのやり方です。
フィルムには大きさによっていくつかの種類がありますが、もっともポピュラーな「35mmフィルム」のカメラへのセットの方法をご紹介します。
各部名称
サンプルで使用するカメラはOLYMPUS OM-1。「35mm一眼レフカメラ」です。
一番普通に販売されているフィルム「35mmフィルム」を使用するカメラです。
とりあえずこのページで使用する名称のみ、ご紹介します。
35mmフィルム
「35mmネガフィルム」です。少なくなりましたが、一番普通に販売されているものです。
フィルムには大きさの他、「感度」も数種類あります。
感度の単位は「ISO」もしくは「ASA」、単位名称は違いますが、ISO100=ASA100です。普通使用するのは100から800くらいのものです。
数字は大きくなるにつれ、より高感度になりますが、低感度の方が画質はきれいです。
フィルムが入っている円筒形のケースは「パトローネ」と呼ばれています。
フィルムの出し入れは、なるべく暗い場所で行って下さい。少なくとも直射日光下は避けて下さい。
フィルムは引っ張るとどんどん出てきしまいますが、引っ張り出してしまうと感光して使えなくなるので、引っ張らないで下さいね!
フィルムセット
カメラの裏蓋・フィルム室を開けます。
サンプルに使用しているのはOLYMPUS OM-1です。「一眼レフ」カメラです。
「フィルム巻き戻しノブ」を上に引っ張ると、裏蓋が開きます。
多くのフィルムカメラは同じ仕組みになっています。
フィルムは出っ張っている方を下、フィルムのベロが右に出るようにフィルムを入れます。
フィルムを入れる位置は、「フィルム巻き戻しノブ」の直下です。
フィルムをセットしたら「フィルム巻き戻しノブ」は、押し下げておいた方がよいでしょう。
フィルムを少しだけ引き出して、カメラの右側の巻き上げ軸(「スプール」と呼びます)にある、スリットに入れます。
スリットの形状は、カメラによって多少違いますので、よく見て差し込んで下さい。
1、2回シャッターを切って、フィルムをスプールに巻き付けます。
巻き上げが空回りしていないか、チェックしながら巻き上げて下さい。
この時、フィルムに開いた穴(「パーフォレーション」と呼びます)が、
巻き上げ軸のすぐ左側にあるフィルム送りギア(「スプロケット」と呼びます)に、きれいに入るようにして下さい。
巻き戻しノブを操作して、弛みのないようにして、裏蓋を閉めます。
2、3回シャッターを切って、フィルムカウンターに"1"が出てきたら、これで撮影準備完了です!
感度設定も確認して下さい。OM-1ではシャッターボタンのすぐ横です。
カウンターは、フィルムがきちんとセット出来ていなくても、アップしていくので注意して下さい。
巻き戻しノブを軽く右回りに止まるところまで回しておくと、巻き上げ時、巻き戻しノブが左回転します。
これで、フィルムが正常にセット、巻き上げが出来ているか、確認できます。
レンズを付ければ撮影準備完了!
「フィルムの取り出し」はまた後日アップします。
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